...母は水汲に出て行つた後で私は悄然と囲炉裏の隅に蹲つて...
石川啄木 「二筋の血」
...しょんぼりと悄(しお)れていた不憫(ふびん)な民さんの俤(おもかげ)...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...悄(しよ)んぼりと窓の硝子の縁を弄(いぢ)つてゐられる坊ちやんを抱くやうにして言つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...悄然(しょうぜん)として階段を下りた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...また H0+ A がKより小さい人は年中元気がなく悄気(しょげ)ていることになる...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...パートロクロス悄然とはるかに後に引返す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...恨み抱きて悄然とあたり見し彼は去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...悄気(しょげ)返(かえ)っていたという...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほどなく能登守は悄々(しおしお)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...手(て)ランプも點(つ)けぬ卯平(うへい)の狹(せま)い小屋(こや)の空氣(くうき)は黒(くろ)く悄然(ひつそり)として死(し)んだ樣(やう)である...
長塚節 「土」
...また悄(しお)れて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...悄々(しを/\)と仲間の後を追ツた...
三島霜川 「解剖室」
...次には薄ら笑いが悄(しょ)んぼりとのぼった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...三悄然(しょうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...もすこし早く、あなたと、お打合せが出来ていたらなあ」淋しげな微笑をしいて見せながら、共に悄然と、帰って行った...
吉川英治 「私本太平記」
...悄(しお)れ返って従(つ)いて行ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...悄々(しおしお)と...
吉川英治 「親鸞」
...悄々(すごすご)...
吉川英治 「源頼朝」
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