...千二少年は、息をつめて、それを見ていた...
海野十三 「火星兵団」
...ぢつと息をつめてゐるやうであつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...で心持ち息をつめて...
豊島与志雄 「神棚」
...息をつめて眼ばかり光っていた...
豊島与志雄 「狐火」
...一同は気を呑まれて、息をつめている...
豊島与志雄 「春」
...」言葉と一緒に息をつめて...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...「僕がもし死んだらどうするつもり?」彼女ははっと息をつめて眼を見張った...
豊島与志雄 「二つの途」
...私は息をつめて、一瞬間無言のうちに彼女と向き合ってつっ立った...
豊島与志雄 「理想の女」
...私とカヤノとは針の動きを見守り息をつめている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...息をつめて家へ走つて行つた...
林芙美子 「就職」
...トロンとした眼をひっこすって息をつめて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...息をつめてとぎれとぎれに...
久生十蘭 「金狼」
...息をつめて「ああ痛い...
北條民雄 「癩院記録」
...「?」両女(ふたり)は、息をつめて、黙(もだ)しきった...
吉川英治 「大岡越前」
...横にはまた、息をつめて、彼の顔いろを見すましている土岐左近の毛あなから立ちのぼる殺気があった...
吉川英治 「私本太平記」
...筆をとってそこの壁になにか書いたのを息をつめて見まもりあった...
吉川英治 「私本太平記」
...死に絶えたような息をつめてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...われわれはこの偶然に驚きながら息をつめて聖観音を見まもった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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