...九年母二本と柿一本とだけは恙無(つつがな)く現存している...
青木正児 「九年母」
...長い海路を恙(つつが)なく...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...なほこの命恙(つつが)なくば...
巌谷小波 「こがね丸」
...怎麼(いか)にしてかく恙(つつが)なきぞ」ト...
巌谷小波 「こがね丸」
...松の空洞の中の白蛇なほ恙なきや否や...
大町桂月 「吾嬬の森」
...母微恙(びよう)のため...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...敵陣よりし恙なき歸參を祈れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それに國書の如きも隋書に載れる日出處天子致書日沒處天子無恙云々の如きは...
内藤湖南 「聖徳太子」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...先(ま)ずこれまでの造化の試験を恙(つつが)なく...
野中到 「寒中滞岳記」
...微恙(びよう)の蚊帳のなかから眺め...
長谷川時雨 「あるとき」
...しかしお恙(つつが)なくお戻りなされて...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...さて早(はや)殺しやったと安心して翌朝見れば縫工恙(つつが)なく生き居るので巨人怖れて逃げ去った...
南方熊楠 「十二支考」
...恙の虫の論に図(ず)など添(そ)えて県庁にたてまつりしが...
森鴎外 「みちの記」
...されど稲は皆恙(つつが)なし...
森鴎外 「みちの記」
...今年の夏はとうとう微恙(びよう)の内に暮した...
山本周五郎 「青べか日記」
...むすめが微恙(びよう)で寝ついたので...
吉川英治 「三国志」
...恙(つつが)ないか」「見た通りである...
吉川英治 「三国志」
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