...恙(つゝ)がなく産(うま)れ出(いで)しといふやうに言問(ことゝひ)の前の人の山を潜(くぐ)り出(いで)て見れば...
饗庭篁村 「隅田の春」
...なほこの命恙(つつが)なくば...
巌谷小波 「こがね丸」
...さきごろ微恙(びよう)だったという便りを手にしたせいかもしれない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何の恙(つゝが)もお在(は)さぬに...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「恙なく帰って来られゝばよいが...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...多忙と微恙(びよう)に煩わされてはなはだまとまりの悪い随筆になってしまったのは遺憾である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...ます/\胸の中瞋恙蓄へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それから九月一日の大震にもお蔭で恙(つつが)なく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それに國書の如きも隋書に載れる日出處天子致書日沒處天子無恙云々の如きは...
内藤湖南 「聖徳太子」
...微恙あり、心欝として楽しまず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
......
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...夕刻には恙(つつが)なく帰られたので...
正岡子規 「病牀苦語」
...(三月二十七日)廃刊せられたりといひ伝へたる『明星』は廃刊せられしにあらでこのたび第十一号は恙(つつが)なく世に出でたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...このままであなた様も恙(つつが)なくお勤めが成就できるとお思いでしょうか...
室生犀星 「花桐」
...また恙(よう)の虫(むし)の事語りていわく...
森鴎外 「みちの記」
...恙の虫の論に図(ず)など添(そ)えて県庁にたてまつりしが...
森鴎外 「みちの記」
...先ごろからご微恙(びよう)できのうまで打臥(うちふ)しておられたが...
吉川英治 「黒田如水」
...恙(つつが)なく育った毛虫は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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