...恐ろしさが減(へ)った...
海野十三 「三十年後の世界」
...えたいの知れぬ恐ろしさが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それゆえその恐ろしさは原始感情よりも複雑であって...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...植木屋は恐ろしさに顛倒してしまつて...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...この子供の頭に滲み込んだ恐ろしさはそう容易(たやす)くは抜け切らなかった...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...たぶんその恐ろしさの変形したものと思われる好奇心と興味とはかえって増すばかりであった...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...万人に一人では恐ろしさがだいぶ希薄になる...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...人間の滅亡のあらゆる恐ろしさをもってたたきつけられたとしても――やっぱり僕は生きてゆきたいよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼は恐ろしさを忘れてしまうのだったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人々はやがて来るべき深淵の恐ろしさを思いみることもなかった...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...僕のは心臓の恐ろしさだ...
夏目漱石 「行人」
...菊治も漸(ようや)く自分で自分の心持の恐ろしさに気が付いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「人の心の恐ろしさだよ」平次はさう言ふより外になかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は恐ろしさで夢中になって逃げ出した...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...あるいは恐ろしさ――あるいは見る者の度胆を抜くこの奇観の心を奪うような感じ――のちょっとした概念をも伝えることができない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...そして(もう危険がなくなったとなると)その恐ろしさの思い出のために口もきけなくなっている私を...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...わざわざ人住まぬ広野の恐ろしさを追い求めているかを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その陣に在るお互い疑心暗鬼の恐ろしさといッたらあるまい...
吉川英治 「私本太平記」
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