...菅神この山にのぼりて朝廷(てうてい)を怨(うら)む告文(かうぶん)を天に捧(さゝげ)て祈(いの)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...いかにも怨(うら)めしそうに佐伯の顔を横目で見上げた...
太宰治 「乞食学生」
...確執や怨恨(えんこん)関係なぞの...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...えらく怨(うら)んでたという噂(うわさ)でございましたが……ああ...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...家内の見ました怨霊も...
橘外男 「蒲団」
...芝から麻布方面では金に未練のあるお婆さんの怨霊が電車に乗るのであろうと云って評判した...
田中貢太郎 「終電車に乗る妖婆」
...誰も怨んではいけませんよ...
豊島与志雄 「二つの途」
...その奥方の怨霊とやらが残っているなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...怨(ゑん)ずる姿に平次を見上げます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...有馬屋父娘(おやこ)に対する怨みは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父親の死際の怨みを引継いだつもりでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人に怨(うら)みを買うような人間でないこと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...與三郎を殺したのはお此の事で怨んで居る者だといふのか」「お此の許嫁(いふなづけ)は越後屋の養子の金次郎ぢやありませんか」事件の外貌(ぐわいばう)が次第にはつきりして來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の怨(うらみ)が晴らしてやり度いと思ひます」「――」「錢形の親分」お禮の擧げた眼は濡れて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内儀さんに怨を含む者――? と仰しゃるんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何程西国九州の連中に幕府を怨ませることをしでかしたか...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...その怨みでこの家へ祟るのである」と血相変えて述べおわって覚めたと出た...
南方熊楠 「十二支考」
...……そんなばあい、もしここで、彼らが一年の楽しみとしておる元宵節(げんしょうせつ)の行事までを、禁止すると発令したら、またも不景気の様相を一倍にし、怨嗟(えんさ)、蔭口(かげぐち)、果ては暴動にもおよばぬ限りもありません」「厄介なもんだなあ、じつに人民というやつは」「ですが、その人心も、政治の持って行き方では、案外、他愛のない一面もあるものです...
吉川英治 「新・水滸伝」
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