...怠け者の子は、時として紙の上に墨をはねかけるが、先生には大抵の場合、この悪だくみを発見することが出来、その子は放課後、刑罰として学校にのこされる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼は自分では気がつかないが、怠け者のせいか、それともまた役に立たないせいか、とにかく運動を肯(がえん)じないで、分に安じ己(おのれ)を守る人らしく見えた...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...怠け者といえば怠け者だったね...
梅崎春生 「狂い凧」
...怠け者の小野道風が立っていようと...
薄田泣菫 「初蛙」
...徳次は怠け者といふことになつてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...怠け者の揃った此の島の中で...
中島敦 「南島譚」
...何にもしなければ怠け者といふだけの話で...
中原中也 「散歩生活」
...生来の不具の上に怠け者である...
中村地平 「霧の蕃社」
...怠け者のふたりのことだから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「第一、そんなものをどうして貯(たば)っておけますかい? 地所は狭いし、百姓は怠け者で、働くことを嫌って居酒屋へ行くことばっかり考えてけつかる……これじゃあ悪くすると、今にこの年齢(とし)で物乞いをして歩かなきゃならないかも知れませんわい!」「ですが、私の伺ったところでは、」とチチコフが、控え目に聞き咎めて言った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...怠け者のやうに要領を得ずに暮した...
三島霜川 「自傳」
...「あそこは金ばかりつかうてる怠け者の學校だからいかんと云うてます...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この世には實は怠け者といふものは一人もゐないのだ...
三好達治 「霾」
...「誰それは怠け者だ・淫乱だ・信心が足りない」などと言って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...亭主のしっつぁんは呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「青べか物語」
...どんな怠け者にも勤まる御用だに...
山本周五郎 「似而非物語」
...農村にはかならず一人や二人はいるぶらぶら者――怠け者で...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪質な闇の横行者や怠け者にも...
吉川英治 「新書太閤記」
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