...我心は怏々(あう/\)として樂まずなりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...時には遠方の納屋庭で何か怏々(おうおう)としている牝牛の啼きごえも聞いた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...怏々として楽しまず...
種田山頭火 「行乞記」
...怏々(おうおう)たる顔の色...
二葉亭四迷 「浮雲」
...春の羅馬にあつてなんの爲事もなさずに怏々としてゐたリルケのもとに遂に屆いたのであつた...
堀辰雄 「或外國の公園で」
...さうやつて巴里にひとり暮らしながら怏々としてゐるらしいモオリスの心を慰めるために...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...怏々(おうおう)として窶(やつ)れ果てているので...
夢野久作 「少女地獄」
...ぼくもその前後、胃癌らしい、を宣告されて、怏々と、一年半ほどは、おかゆと麩とクズ湯にばかり馴づんでゐた...
吉川英治 「折々の記」
...しかも酒がさめれば怏々(おうおう)としていた...
吉川英治 「三国志」
...こういう世相に怏々(おうおう)として...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)と...
吉川英治 「私本太平記」
...今朝の彼が怏々(おうおう)としてすぐれないのは無理もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々鬱々(おうおううつうつ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼の顔も怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...勝手に転居する事も許されない――怏々(おうおう)と...
吉川英治 「夏虫行燈」
...怏々(おうおう)として楽しまないものが胸を占めて霽(は)れないのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんな心配も怏々(おうおう)と胸に抱いたことであったろうと思われる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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