...それでいてどこか快い様な感じで打鳴らされていた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...快い鼾声(いびき)が...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...なかなかに快いものだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...二人の少年の血色の快い対照は...
谷崎潤一郎 「少年」
...海軍服は小石を拾っては氷の上をすべらせて快い音を立てている...
寺田寅彦 「どんぐり」
...私は快い酔いに乗じて...
外村繁 「落日の光景」
...その時の情緒と感覚との混淆(こんこう)ほど快いものはないとしている...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...思い出の決して快いものでない昔馴染(むかしなじみ)に送られて...
中里介山 「大菩薩峠」
...快い音色だ...
中島敦 「光と風と夢」
...かつ快いことであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...快い冷気がさっと彼の火のような頬を掠(かす)めたものだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...さう云ひながら快い剃刀の音をたてゝゐた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...然し極めて快い愚考に自ら酔つたまゝ...
牧野信一 「砂浜」
...水浴と足早な散歩のあとの快い疲れを覚えながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...久しぶりでさらさらと軽く柔く快い髪...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生活の意欲の逞しいのは快いとする...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...流れの水草を掻(か)き取らせもして快いながめもできるようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...快い疲れをおぼえていた法月弦之丞は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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