...「いえ手前でございますならまだいただきたくはございませんから……全くこのお話は十分に御了解を願うことにしないとなんでございますから……しかし御用意ができましたのなら……」「いやできておっても少しもかまわんのです」父は矢部の取りなし顔な愛想に対してにべなく応じた...
有島武郎 「親子」
...また諸君の質問にも応じたいと思います...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...鉱毒問題並びに被告の境遇に同情して依頼に応じたもの...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...にこりともせずに応じた...
太宰治 「黄金風景」
...又壮い木客の声がそれに応じた...
田中貢太郎 「死んでいた狒狒」
...始め中学の入学試験に応じたのは十四の年...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...彼女も頬辺でにっと笑って応じたが...
豊島与志雄 「月かげ」
...ぼんやりした微笑を以て応じた...
豊島与志雄 「波多野邸」
...その時その場に応じたカクテルを処方なさるのである...
永井隆 「この子を残して」
...どっちでもその場合に応じた方法をとって...
夏目漱石 「こころ」
...ささやくような日本語で応じた...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...清川純は昔ながらの美しい笑顔で之に応じたが...
浜尾四郎 「正義」
...彼もそれに応じた言葉使いをしようと思ったが...
平林初之輔 「謎の女」
...するとその主人はそれよりもっと下手糞(へたくそ)な英語でそれに応じた...
堀辰雄 「旅の絵」
...いくらでも鴈の精力の求めに応じたから...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...総(す)べてお米を料理する時にはよくその用い方を考えて時に応じたものを拵えなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...まるで懸賞募集に応じたものかどうかすら知らない程度の無表情さで...
夢野久作 「所感」
...ばかりすぐ応じた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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