...汝の忙しげに求むるものは何ぞ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ラヽヽヽヽ(右手のテーブルの方へ行きながら又鼻唄をはじめる)ヘルマー (自分の室で)そこで囀つてるのは家の雲雀かい?ノラ (忙しげに手近の小包を開きながら)さうですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...駅舎には相変らず人々が忙しげに出入りし...
梅崎春生 「幻化」
...その忙しげな動作は躊躇に充(み)ちて危うげだったが...
原民喜 「永遠のみどり」
...豆粒ほどの人間の群が今も忙しげに動きまはつてゐる...
原民喜 「壊滅の序曲」
...今も正三はこの兄の忙しげな容子にいつもの警告を感じるのであったが...
原民喜 「壊滅の序曲」
...どこにも忙しげなところはなかつた...
北條民雄 「道化芝居」
...ドユパンは忙しげに戸口へ出ようとした...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...何か忙しげにどこへか消えて行く...
水野仙子 「嘘をつく日」
...彼女はそのときも例によってかれの顔を凝視しながら忙しげに往来へ出て行った...
室生犀星 「幻影の都市」
...それから忙しげに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...共に自分も忙しげにしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...忙しげな足音や家臣の声を...
吉川英治 「私本太平記」
...右馬介もまた、「こころえました」とのみで、忙しげに、ふたたび自分の持場の舷(ふなべり)へ駈け降りて行き、そしてまた、「おっ...
吉川英治 「私本太平記」
...忙しげに腹帯締めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...米袋の糠(ぬか)をはたいて忙しげに立ち去った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...いちいち、訊いて歩くのもへんだし」と、左顧右眄(さこうべん)、忙しげである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...その忙しげに歩いてゆく鼻先に虻の死骸を置いた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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