...この大川の水に撫愛(ぶあい)される沿岸の町々は、皆自分にとって、忘れがたい、なつかしい町である...
芥川龍之介 「大川の水」
...かくの如き議論は特に仏蘭西に於てかの離婚しがたき結婚制度の陰影として『自然の法則』の生んだ姦淫を忘れがたいものにするのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...あの忘れがたい憤り...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...しばしば葉子は忘れがたいその一夜のことを話しては泣くのだった...
徳田秋声 「仮装人物」
...それにもその時々の忘れがたい思い出が刻まれてあった...
徳田秋声 「黴」
...霽れさえすれば年の中(うち)で最も忘れがたい秋分の時節である...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...初めて完全な結晶を覗いて見た時の印象はなかなか忘れがたいものである...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...中々忘れがたいものです...
林芙美子 「大島行」
...鬼気さえもはらんで忘れがたい感銘を与えられた...
宮本百合子 「或る画家の祝宴」
...恋しかった点でも源氏には忘れがたい人であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他人にとっては何でもないことも子としては忘れがたい思い出になる昔のことが多くて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのとき父の顔にあらわれた憂愁の色は忘れがたいものだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...洛陽の地には忘れがたい魅力があった...
吉川英治 「三国志」
...日にまし帝を愛(いと)しがって昼の間すら忘れがたい男になっていたからだった...
吉川英治 「私本太平記」
...穆家(ぼくけ)の宴で聞いた「潯陽江頭(じんようこうとう)……」の忘れがたい一曲など思い出して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかし、那智の印象は、この国がもっとも平和で最も美しかった時代の処女に会ったように、忘れがたい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...その九重(くじゅう)踏破の忘れがたい思い出を...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――いやそれよりもっと光圀として忘れがたいことは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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