...その上に少しばかり泣くために有効な心理的な機構が付加されていれば効果はそれだけで充分であって...
寺田寅彦 「自由画稿」
...その五円をもった田代がこのアパートに来ているものと見当をつけて尋ねて来るところに多少の複雑な心理的な味を見せようというのである...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...一つの心理的なからくりの中の歯車や弾条(ばね)を点検するような無風流な科学者の態度で古人の連句をのぞいてみたらどうであろうか...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...物理的なるものと同じく心理的なるものも亦――心理的自然として――自然であることが出来るであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...心理的なるものも自然にぞくすることが出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...即ちそういう単に心理的な点だけから云えば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――新カント主義者達は経験的なものを一口に心理的なものという...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...又メディクスは直観空間の平面性は吾々の心理的な信念であり経験に由る規範に過ぎないと云うが...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...心理的なものになり易く...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...頻繁(ひんぱん)に心理的なしゃっくりになやまされる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あるいは心理的な内容をもつものとして読むべきではなく...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...心理的な透視力のために...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それは心理的なものでなく...
三木清 「哲学入門」
...自身の心理的なものの根を掘り出して見れば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一つの大きい心理的な飛躍が準備されたと感じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それでいてこうした御主人の心理的な変化を...
夢野久作 「奥様探偵術」
...千年以前の我々の祖先の文化がいかに心理的な深さを獲得するかは...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...精神分析学者は神のお告げを神様の方から生理心理的な個体の方へ移してしまって...
和辻哲郎 「夢」
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