...この発見は彼女の義務心よりも彼女の自尊心にこたえるものだった...
芥川龍之介 「春」
...今迄此処の講堂に出入した幾千と数の知れぬうら若い求学者の心よりする畏敬の情が...
石川啄木 「葬列」
...の監獄改良事業は全く彼等が基督に対する報恩心より発せしものにあらずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...心より払わんとするも払い得ない一種の雲影であった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この場を逃げ出したい恐怖心よりも...
江戸川乱歩 「影男」
...が、もともと、ハーバート・スペンサーも指摘したように、集団的良心というものは、個人的良心より、鉄面皮なものなのである――ルーファス・ペンベリーはそう考えた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...私どもの生物に対する追善の心よりするのであって...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...かれの心よりの言葉か...
田山花袋 「田舎教師」
...家庭に於て思愛の父と母とが心より痛くもめでし長女(うへむすめ)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私の衷心よりの喜であり...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...動物の心よりほかにない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一つは「心より出ず...
野村胡堂 「楽聖物語」
...主體の中心よりの働き掛けが顯はとなりつつ...
波多野精一 「時と永遠」
...眞心よりの涙に詞はふるへて...
一葉 「暗夜」
...予は衷心よりの悲哀の念をもって右の事由を諸官に布告し...
久生十蘭 「泡沫の記」
...内心よりの確信にはとうてい敵わぬことを発見したに過ぎないだろう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...子を思うの心より坊主にしようなどゝ種々(しゅじゅ)無量に考えたことがあるが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...孟子がいわゆる大王色を好んで百姓とともにせんとの仁心より頼まれた惚れ薬の原料を採りに中禅寺湖へ往った時...
南方熊楠 「十二支考」
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