...草人の心の臓はそんな事で破(さ)ける程脆弱(やに)つこくは出来てゐなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...その手は女の心の臓を握るには少し頑丈過ぎる程肥(ふと)つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...軍医は切り取つた心の臓を洋盃(コツプ)のなかに入れて...
薄田泣菫 「茶話」
...大きな灰色の鼠が血だらけな英雄の心の臓を咥(くは)へて小走りに逃げのびようとしてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...それをナポレオンの心の臓だといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...豚は心の臓も腸(はらわた)も持つてない癖に...
薄田泣菫 「茶話」
...見ると心の臓は切り開かれてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...己が心の臓を抉(えぐ)り出してくれようと思ってる餓鬼だ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
......
辻潤 「「享楽座」のぷろろぐ」
...だつて胃も心の臓も肺も無いと云ふ事は受け取りにくい...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...「城弾三郎は心の臓を刺されて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たった一と突き心の臓をえぐって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『瑞陽』のお鶴が嘴(くちばし)をもって自ら心の臓をついたものに相違ありません...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...心の臓がもう一遍劇しく波立つたのでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...詳しく言えば心の臓に...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...そうでなけりゃ心の臓が障ったようでしたわ...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...わたしの心の臓の血を上げた方が好いわ...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...そしてお前の心の臓は灰の眠から(ほのお)の悩(なやみ)へ3805再び造り成されて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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