...一つとしてあの女の心と体との醜さを示していないものはない...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...心と体に堆積(たいせき)していた不潔な分子を...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...四さうした心と体の状態から...
田山録弥 「心の階段」
...矢張其作者の持つた心と体との発現である...
田山録弥 「小説新論」
...作者の心と体とから出来た独創の構成を貴ぶやうになつた...
田山録弥 「小説新論」
...作者の心と体とを粉韲(ふんさい)せずには置かない『真』に迫ることの難いのを私は痛感せずには居れない...
田山録弥 「小説新論」
...あとはいかに逢ひたくとも再び逢ふことが出来なくなる二つの心と体とではないか...
田山録弥 「時子」
...わしの心と体とは一つにならず...
富田常雄 「面」
...そのまま心と体に受入れる力がございませぬ...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...どんなに心と体を労してすごしたか...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...心と体とを別に考うることはすでに身を売る時より行(おこな)わるる議論で...
新渡戸稲造 「自警録」
...自分の心と体とをそれから引はがそうとするような気力をあつめて...
「朝の風」
...口で云えない様な強い力をもった女と面と向って居るのがおそろしくて男と云う自分と同じ心と体をもったものに会いたさにわざわざ出かけて来たのに男の心には却って辛い思がますばかりであった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...心と体とが、そう叫ぶようでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私の心と体とにずっと今ものこっていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最も複雑微妙な生活的蓄積の上での決定的な選択と評価とが心と体とを貫き流れているからこそ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...答を待っていた娘の心と体とを貫いて戦慄が走りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがどれだけ健(すこや)かな心と体との持主であるかを見ればよいわけであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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