...彼の喧嘩腰には、ついさっきまでのバドミントンの試合での勝ちを自慢する徴候があった...
...最近、咳が止まらず熱もあるなんて、風邪の徴候かもしれない...
...彼女が嘘をついているという徴候は、殆ど見受けられなかった...
...劣化した外壁や調子の悪い難しさは、建物老朽化の徴候だ...
...その徴候は唯問題となつた一言によつて認め得るのみであつたらしい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...これは飲み過ぎた徴候である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いまだ寸分も進歩の徴候を見ず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...群馬両県の人民がすでに著しい徴候を恬として顧みなかったのと同様である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ただその徴候のひどいのを不審に思っただけだったが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...屍体に何の徴候をも残しはしませんが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その徴候の一つとして...
富永太郎 「美しき敵」
...心嚢炎(しんのうえん)か肺炎かの徴候があると言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然(しか)しお品(しな)の容態(ようだい)は依然(いぜん)として恢復(くわいふく)の徴候(ちようこう)がないのみでなく次第(しだい)に大儀相(たいぎさう)に見(み)えはじめた...
長塚節 「土」
...兄の頭に一種の旋風が起る徴候を十分認めて彼の前を引き下った...
夏目漱石 「行人」
...これも精神病の徴候かも知れない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...爪にも掌にもそれらしい徴候があった...
久生十蘭 「肌色の月」
...この書は現今の独逸の歴史哲学的研究の状態に対して第一流の徴候的著述であると思はれます...
三木清 「消息一通」
...それにつづいてもっと大きな変化がおこって来る潮先の徴候であった...
「朝の風」
...バックにとって芸術の一つのスランプへの道を暗示するいくらかこわい徴候ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは妊娠の徴候があってのことであるという答えをした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...病気に関してはその原因・徴候・結果・危機を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同人の談話に現われたる予後の諸徴候に依りて推測し得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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