...時代後れな男達だと思つてゐるのである...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...……あの水の美しさは、只見た人のみがこれを知る……三人から、はるかに後れて、岩をいくつもいくつも越したり、一坪か二坪ばかりの白い砂地に靴のあとをつけたりして行くうちに、ふと、大きな、丸い岩にはらんばいになって、しきりに下の水をのぞいている北沢の姿を発見した...
石川欣一 「可愛い山」
...小父さんは登志子の顔を見ると昼の汽車に後れたことを彼女のためだといって責めた...
伊藤野枝 「わがまま」
...」気後れがするらしく...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それから十分ぐらい後れて熊谷がそこへやって来たのを確かに見届けて置いてから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...時勢後れね」ナオミはそう云って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...後れて辞し去る上原稔を...
豊島与志雄 「乾杯」
...いつも頸筋にねっとりと鬢の後れ毛をからみつかせてるのに...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...然し随分帰りが後れることもある...
豊島与志雄 「理想の女」
...今一足で汽車に乘り後れる所であつた...
長塚節 「開業醫」
...「後れたるは掟ならぬ恋の掟なるべし」とアーサーも穏かに笑う...
夏目漱石 「薤露行」
...「どうして時勢後れどころじゃない...
夏目漱石 「明暗」
...時代後れの頑物(がんぶつ)――まあわからずやの張本(ちょうほん)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...気後れすらせず、馬車を呼び、北方の外交交渉に向かった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...昼飯には牛肉少しばかりを得ることあれどもし飯時に少し後れて室に帰れば残る所の者はただ飯あるのみ...
正岡子規 「従軍紀事」
...六人牀上を占めなば後れて到る者尽(ことごと)く土間に居らざるべからず...
正岡子規 「従軍紀事」
...それがために朝飯がいつも後れる...
正岡子規 「病牀六尺」
...後れた労働者をよい労働者に仕上げて出すためのところと考えられているということ...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
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