...この上は彼の郷里へ出張した組の報告を待つ許りであつた...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...進出は期して待つべしとなす議論である...
伊丹万作 「映画と民族性」
...「二十日まで待つて貰ひたいと云ふことです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ともかくも月世界から離陸できるように用意をととのえて待つこととなった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...夜になるのを待つのでした...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...待つって?」「こんばんか...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...世人の同情に依って完全なるユニバーシチーとなるのは指を屈して待つべきであろうと思う...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...長い間あくがれて来たかの女に明後日は逢へる! それにしてもKは何んなに長くこの電報を打つ時の来るのを待つたであらう? その時が来たら? 何んなに嬉しいだらうと思つたらう? かれはそれを到るところで繰返した...
田山録弥 「海をわたる」
...昭和九年九月廿九日の早朝新宿駅中央線プラットフォームへ行つて汽車を待つてゐると...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...人生の終りを待つてゐるのみであるとは...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...藤尾はわざと落ちつき払って母の切って出るのを待つ...
夏目漱石 「虞美人草」
...ヂツとして折を待つてゐるのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして私たちは何かを待つてゐるかのやうだつた...
堀辰雄 「水族館」
...いずれ巡回裁判(じゅんかいさいばん)の回って来るまで待つことにしようと言いわたした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...一方がおののき恐れつつこれを待つかと思えば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...客を待つ店が少くありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...私は何となく夏を待つ...
横光利一 「琵琶湖」
...夜の更けるのを待つと致そう」「しかし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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