...世論往々、宗教そのものを迷信とするも、余は宗教の信仰と迷信とは雲泥氷炭の相違ありと信じている...
井上円了 「おばけの正体」
...随分繁昌する商店にして往々にして破産閉店するもののあるのは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...人間の顔が往々動物に似たり...
寺田寅彦 「自画像」
...その上にかてて加えて往々記者の認識不足が不合理の上に不自然の上塗りをするのであろう...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...彼の作る大根は往々芸術の三昧に入って居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...世間の人々は往々にして次のような誠しやかな説明を聴いただろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...往々科学は実践の一手段のようにも考えられ...
戸坂潤 「生産を目標とする科学」
...往々幾世界と幾世紀とで隔てられた遠い数多の存在であることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...話の筋を往々にして殺して仕舞ふ失敗を歎じた位...
夏目漱石 「「土」に就て」
...ヤナギタデが水中に生活するときは往々冬を越して青々としている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...贋の菩提樹往々お寺の庭に菩提樹(ボダイジュ)と唱えて植わっている落葉樹があって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかしその不足の結果は往々にして永続的である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...○小児の玩具に色を塗りたるは最も危険にて往々舌にて舐め中毒を起す事あり...
村井弦斎 「食道楽」
...往々性癖のために言行の規矩(きく)を踰(こ)ゆるを見た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...往々にしてこれあるが如く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...往々にして運命はそのかつて倒したる人たちを再びたすけ起して安らかなる所に連れ行けり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...往々村人の家を訪ねて酒食を求め...
柳田国男 「山の人生」
...特別誂(あつら)えの善人の中に往々にして発見される珍病で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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