...矢張り自棄(やけ)に似た気持でどんどん飲んだのだろう...
梅崎春生 「風宴」
...なんとも言ひやうのない寂しさ いらだたしさに張りもなくだらける...
大手拓次 「藍色の蟇」
...其が少し引き続いて耳に慣れると矢張り淋しいひそみ音の方は一層淋しい...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...表を通る客に声をかけるに大きな声を張りあげるので...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...威張りたがらなくても...
中里介山 「大菩薩峠」
...店先のガラス張りの棚(たな)に櫛(くし)だの花簪(はなかんざし)だのが並べてある...
夏目漱石 「三四郎」
...ガラツ八のケチな財布を狙つたんだと言ひ張ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...淺吉は先輩(せんぱい)らしく本堂の奧に頑張りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「矢つ張り間違ひがあつたのか」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...沖へ網を張りに行つてゐた...
林芙美子 「幸福の彼方」
...生きて行く張りあいを感じさせる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...胸が張り裂けるようだ...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...上張りの鉄板(てつ)なんざあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...村長々々と威張りやあがつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...酒の印象は淡いながらも矢張りぼくにとっては酒友だったに違いない...
山之口貘 「酒友列伝」
...恩賞に眼がくれた欲張りか情誼(じょうぎ)にほだされた愚物か...
夢野久作 「鼻の表現」
...笛の高音を張りあげております...
吉川英治 「江戸三国志」
...典型的なその方の見得張りであったのか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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