...斉広には一方にそう云う弱みがあった...
芥川龍之介 「煙管」
...けれども此妖婦に弱みを見せてはならないと...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...眞ツ赤なうそで――おのれにこの弱みがあるのを假りに人にこつげて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その弱みにつけこんで...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...協力ということができないだけが彼らの弱みではないかと思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...弱みを握られたも同然である...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...あなたの精神の一種の弱みに乗じてあなたを誘惑したことを...
豊島与志雄 「白蛾」
...先生の身に同情しようとする心の弱みは...
南部修太郎 「猫又先生」
...造化は今の体(たい)の弱みに乗じたるものならんか...
野中到 「寒中滞岳記」
...髪の白い弱みで、それくらいのことはあったはずだ」「あの包の中は?」「黄八丈の財布と、手代を刺した匕首(あいくち)と、お琴を縛った細引の結び目と、――それから毛の先を切ったかもじさ、それを頭巾の下に冠(かぶ)って総髪に見せたんだ」「どこからそんなものを」「一度使った物を、あれほどの悪党が持っているはずはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ一つの弱みも持たず...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...そこに私の弱みがあったように思われる...
堀辰雄 「楡の家」
...俺は自営業だ」「弱みがあって安宿暮らしか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...彼等は太吉の弱みを知つて...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...こういう弱みのある長十郎ではあるが...
森鴎外 「阿部一族」
...だからその商売の弱みが多く...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...なぜ待たぬ!」「待つ弱みはない」「卑怯(ひきょう)だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...知事にも世間への弱みがある...
吉川英治 「新・水滸伝」
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