...勝手に弄(な)ぶって楽しむのをやめる事ができなかったと同時に...
有島武郎 「或る女」
...却(かえ)って何故(なにゆえ)か奇妙(きみょう)に彼(かれ)の思想(しそう)を弄(ろう)して...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...このやうに兎に意地惡く飜弄せられ...
太宰治 「お伽草紙」
...何と詭弁(きべん)を弄(ろう)しても...
橘外男 「雷嫌いの話」
...三十年も弄りまわしていて...
橘外男 「蒲団」
...熱帯樹の葉っぱを弄(もてあそ)んでいました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...煎茶(せんちゃ)の道具などを弄(いじ)っている...
徳田秋声 「仮装人物」
...その侮辱と嘲弄とは...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...歌も嘲弄(ちょうろう)も威嚇(いかく)も皆...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...江戸の都人は最も惨澹(さんたん)たる天変地妖(てんぺんちよう)に対してもまた滑稽諧謔の辞を弄(ろう)せずんば已(や)む能(あた)はざりしなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...江戸演劇を愛せんと欲せばすべからく三味線を弄(もてあそ)ぶの閑暇と折々は声色(こわいろ)でも使ふ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...真夜中の鐘が鳴っても翻弄された...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...より多く自分が嘲弄(ちょうろう)(あざける)された事実についてであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...弄ぶとは知らずに幼い建築を企てる子供のやうに...
水野仙子 「響」
...このように卑怯な笑うべき術策を弄しつつ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...われわれを愚弄(ぐろう)するか」仕切の向うでどなる声がした...
山本周五郎 「風流太平記」
...弄すれば弄するほど技巧が技巧らしく見え透(す)いて来そうになる事を...
夢野久作 「奥様探偵術」
...あえてこういう言葉を弄した...
吉川英治 「三国志」
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