...――?×自己を弁護することは他人を弁護することよりも困難である...
芥川龍之介 「河童」
...「おまけに予審判事(よしんはんじ)を怒(おこ)らせるためにわざと判事をつかまえては兄貴を弁護する手合いもあるんですからね...
芥川龍之介 「冬」
...諸君は弁護するであろうか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...メディクスは平面性に就いてと同じく茲でも空間の三次元性は経験の必然的制約として演繹されるものではなく単に事実上そうあるに過ぎないのであるからこの点に就いてもカントに何等困難はないと弁護する...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...私が花子と何の関係もなかったことを弁護するのに大骨折りをしたと...
豊島与志雄 「田園の幻」
...無理にお君さんを引きつれてお出かけになったのだと弁護するものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は小林を弁護する代りに...
夏目漱石 「明暗」
...画家は自分の窓を弁護するために言った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...彼らが弁護しようと思う者たちだけを弁護するんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...注意サ」「フム乙(おつ)う山口を弁護するネ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...さて孟子は王のために〈牛を見ていまだ羊を見ざるなり〉云々と弁護するに及び...
南方熊楠 「十二支考」
...どんな意味ででも弁護する口実に使われるんだったら――現に使われています――だったら...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その様な虫の良い自己の態度を自ら弁護するために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...なにか外の者にたいして弁護するような語調だつた...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...ただちにそれを主張しまた弁護する展覧と評論との喧(かまびす)しい世界が湧いてくるのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...どうせむだ使いに捨てる金だからと弁護する人があるかもしれぬ...
柳田国男 「雪国の春」
...「貴方は饒舌(しゃべ)りすぎる」と七十郎は云った、「それもうまく饒舌りすぎる、まえにはそんなではなかった、原田甲斐という人物はたいふくで、ばかにされようがどうしようが、決して弁明もしないし自己主張もしなかった、それがいまはじつにうまく、じつに巧みに、人を非難し、自分を弁護する、――額に皺をよらせて穏やかににっと笑う、あのなつかしい微笑はみられなくなった、原田さん、貴方はすっかり変りましたよ」「質問は終りらしいな」「まだ二つあります」「私はもうでかける時刻だ」「なに、雅楽頭なんぞ待たせておきなさい」七十郎はまた二杯飲んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼女達はどうして堕落するようになったか記者は弁護する...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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