...そして永年延引のおわびには非常なる力作をお納め申し上げねば相すまぬと心に存じました...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...俗務繁多にて延引仕(つかまつ)り何とも申訳がないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...延引さすべきや?いざ傳令の使者をして青銅よろふアカイアの衆水陣に集むべく聲朗かに宣らしめよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さらば屍體の解放の延引あるひは起るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「登城延引」の強硬態度は伊勢守をも動かしたであらうし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...独占・金融・大産業・資本がこの無産者の変革的エネルギーを強力的に抑制して自らの解体を延引しようとして用いる政治形態である...
戸坂潤 「辞典」
...延引していたのを...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...とうとう四代将軍家綱が予定された日光参詣の日取りまで延引して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兎(と)に角(かく)にこの戦争を暫(しばら)く延引(えんいん)して貰いたいと云う事を...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...病気にかかり頃日来(けいじつらい)机に離れて横臥(おうが)致しをり候ひしため延引(えんいん)致候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...延引御断も無御坐候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...先書状延引御断旁(かた/″\)早々申上残候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「御発駕も廿一日之処御延引、廿三日も御延引、未だ日限被仰出無之候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...些(ちと)御時候中(ごじこうあたり)に而御延引に相成候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嫁探しまで延引しなければならぬ結果になろうとは――...
横光利一 「上海」
...延引(えんいん)あらば城方(しろかた)の結束も堪忍(かんにん)せしめ難し早(さう)々御進発 急がれたく……云々(しかじか)とあって...
吉川英治 「私本太平記」
...みな、一様に――御東上、延引となれば、とうてい新田の大軍はささえがたい...
吉川英治 「私本太平記」
...一両日の延引は、都合を変えても待って居よう)忠左衛門や勘六もすすめて、摂州へ立たせたのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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