...「一夜明くれば、御正月――には、これあらで、いつなんめり、延元の元年、五月は二十と五日の日...
直木三十五 「南国太平記」
...万延元年(この小説の時代より五六年前)幕府が...
中里介山 「大菩薩峠」
...万延元年には従前のいかなる年の記録をも破り...
服部之総 「尊攘戦略史」
...其規模の大小迚も此延元の時に比すべくもない...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...真白くて五月桜の寂しきを延元陵に云へる僧かな昭和三年の晩春吉野に遊び後醍醐帝の延元陵に参られた時如意輪堂の僧でもあらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...夫(そ)れで万延元年の正月に出帆しようと云うその時...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...例えば開国の初に、横浜で露西亜(ロシア)人の斬られたことなどは、唯(ただ)その事変に驚くばかりで自分の身には何とも思わざりしに、その後間もなく外人嫌いの精神は俄(にわか)に進歩して殺人(ひとごろし)の法が綿密になり、筋道(すじみち)が分(わか)り、区域が広くなり、之(これ)に加(くわ)うるに政治上の意味をも調合して、万延元年、井伊(いい)大老の事変後は世上何となく殺気を催(もよお)して、手塚律蔵(てづかりつぞう)、東条礼蔵(とうじょうれいぞう)は洋学者なるが故にとて長州人に襲撃せられ、塙二郎(はなわじろう)は国学者として不臣なりとて何者かに首を斬(き)られ、江戸市中の唐物屋は外国品を売買して国の損害するとて苦しめらるゝと云(い)うような風潮になって来ました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...同書は万延元年の出版で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...岡本博卿氏が万延元年にこの訳語を用いられたもので...
穂積陳重 「法窓夜話」
...又第一頁(けつ)の欄外に「万延元庚申冬月一校了約之遅」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万延元年幕府に召され...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万延元年の「武鑑」は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...石見延元の女(むすめ)であり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...延元(えんげん)二年おかしなことだが...
吉川英治 「私本太平記」
...これを延元(えんげん)二年の...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...ずっと後の延元元年...
吉川英治 「随筆 新平家」
...百三年後の寛延元年に歿している人だから...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...延元(えんげん)の雄(お)たけびを思わすような風の声もして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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