...殆(ほとんど)学を廃するに至りしも...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...私が絶対に全廃することが出来ないとでも云つてゐるかのやうにむきになつてゐらつしやるやうですが...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...王を廃するということは夢にも考えなかった...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...突然これを廃することは決して得策でない...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...急にこの習慣を廃することによって得意を失いはしないかとの姑息な思い煩いからであって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...封建制度を廃しまたそれにつれて武士制度を廃するようになったことにおいて...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...数年来わたくしは宿痾(しゅくあ)に苦しめられて筆硯(ひっけん)を廃することもたびたびである...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...安煙草を半分にちぎったり、火鉢の中の吸いかけを捜すくらいなら、いっそ、全廃するに限る...
野村胡堂 「胡堂百話」
...題材の制約を撤廃するならば...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...その廃学するとせざるとは、たいてい家の貧富の割合にしたがうものにして、廃する者は多く、廃せざる者は少なし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...これを廃すると植物分類の学者はすこぶる迂遠になることを免かれ得ない...
牧野富太郎 「植物記」
...全くこの語を廃するか...
正岡子規 「曙覧の歌」
...池や山の形にだけ以前の面影を残して荒廃する庭を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし真の学者は考証のために修養を廃するような事はしない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それがよいとなると王をも廃する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...長子を廃するのは国乱の始めなりと...
吉川英治 「三国志」
...――新像図を私販(しはん)するの罪(摂取不捨(せっしゅふしゃ)の曼陀羅(まんだら))――釈尊を軽んずるの罪――万善を廃するの罪――神霊に背(そむ)くの罪――国家を壊乱(かいらん)するの罪等...
吉川英治 「親鸞」
...殉死の習慣を廃するために埴輪人形を立て始めたということになっているが...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
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