...底知れぬ絶望感が私をおそった...
梅崎春生 「風宴」
...底知れぬ岩の斜面(しゃめん)にそっておりていく...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...奥底知れぬ六角の井戸の底まで...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それらの心理上の現象に底知れぬスリルを含んでいるからにほかならぬ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そして太陽は底知れぬさびしさと沈黙の上に輝いていました...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...底知れぬ深淵を覗き込む気持ちだ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...それは実に底知れぬ悲惨で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...底知れぬ寂寥の感が全身に上って来た...
豊島与志雄 「蘇生」
...底知れぬ深みへ吸い込んでるようだった...
豊島与志雄 「古井戸」
...しかも底知れぬ下水道...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこは峠の絶頂で眼の下に底知れぬ闇の如く黒く展(ひろ)がつてゐる千々岩灘(ちゞはなだ)が一眼に見え...
長與善郎 「青銅の基督」
...姙つてゐるらしく、懶さうな顔に、底知れぬ不安と、死の近づいてゐる兆を湛へてゐるのであつた...
原民喜 「廃墟から」
...その底知れぬ謹厳な芸力にヘトヘトになるまで降参させられ襟を正させられたものでした」◇牟田口利彦氏の話によると...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...現在の能を完成するために費した底知れぬ苦心研鑽の努力は...
夢野久作 「能とは何か」
...たしかに男性の底知れぬ柔らかな寛仁大度の風姿がよくこの像に現れていると思った...
横光利一 「欧洲紀行」
...そして底知れぬ水溜のある...
吉江喬松 「山岳美觀」
...街は底知れぬ恐怖をたたえた...
吉川英治 「私本太平記」
...足元の底知れぬ淵と蜂の巣状にどこまでも続く巨大山地内部の穴の中にペンギン以外のどんな生物が隠匿されているのだろうかと思ったのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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