...さうして私は私の心の底にある無意識の測り知る可からざる多樣のこゝろを思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...目的の場所は、地底にあるのだ...
江戸川乱歩 「影男」
...自分たちはこれからこの涸沢のカールの底にある...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...盃の底にある一二滴のしたゝりを音をたてゝ啜る...
高濱虚子 「俳諧師」
...彼女は今絶望のどん底にあるものらしかったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...想像に絶した貧困のどん底にある...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...彼女が意識して避けてる事柄がその底にあるのを...
豊島与志雄 「反抗」
...感動の底にある谷間...
原民喜 「鎮魂歌」
...そのめまいを起させるような現象の底にある社会的動力をつかんで全体を理解しようと欲するし...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」
...それは東京だけで何十万というサラリーマンの胸底にあるものでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...壺(つぼ)の底にある正真正銘の物を示さなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...訴人(そにん)の心底にあるようにはないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其行爲の底にあることを意味する...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...牛窪村は深い谷の底にあるので...
山本周五郎 「似而非物語」
...文化的貧困の底にあるばかりでなく...
吉川英治 「折々の記」
...萎微沈衰の底にある郷土民の中へ...
吉川英治 「折々の記」
...根底にあるその対立感情がすぐ“一触即発(いっしょくそくはつ)”の危機を孕(はら)み出(だ)すのであったが...
吉川英治 「私本太平記」
...これから馬をすすめて五湖の底にあるという武田家(たけだけ)の宝物(ほうもつ)御旗(みはた)楯無(たてなし)をさぐりだし...
吉川英治 「神州天馬侠」
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