...この本を幾十回も読んだ...
...幾十年もの歳月が過ぎ去った...
...幾十もの人々が彼に賛同した...
...幾十本の木が植えられた公園を散歩した...
...幾十の趣味を持つ人がいる...
...幾十年もしくは幾百年幾千年の因襲的(いんしゅうてき)法則をもって個人の権能を束縛する社会に対して...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...近付いてくる陸地を肴(さかな)に、甲板上にはたちまちあちらにもこちらにも、歓談、笑声が渦を巻いて、ピッケルン島南方で英艦の襲撃を受けて以来、幾十日ぶりで、こんな喜びに触れたことであったろうか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...荒れ果てた不毛の広野の幾十年を...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...悲しみつつかかる時代を夢みた知識人は幾十人あったであろうか...
中井正一 「「焚書時代」の出現」
...為永春水(ためながしゅんすい)の小説『梅暦(うめごよみ)』の続篇たる『辰巳(たつみ)の園(その)』以下『梅見船(うめみのふね)』に至る幾十冊の挿絵は国直の描く処にして余は春水の述作と併(あわ)せて深くこの挿絵を愛す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...幾十個の隧道を出入して鹽山附近の高原を行くに心境頓に豁然たるを覺ゆ甲斐の國は青田の吉國(よくに)桑の國唐黍(もろこしきび)の穗につゞく國古屋氏のもとにやどる矚目二首梅の木の落葉の庭ゆ垣越しに巨摩(こま)の群嶺に雲騷ぐ見ゆこゝにして柿の梢にたゝなはる群山こめて秋の雲立つ九月一日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...磯原の濱を行く青田行く水はながれて磯原の濱晝顔の磯に消入りぬ平潟の入江の松魚船が幾十艘となく泊つて居るので陸へのぼつた水夫共が代るがはる船に向つて怒鳴る...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...浜の子供が幾十人となく人々に交つて居る...
長塚節 「隣室の客」
...モーツァルトは当時の音楽家の風習に従って、歌劇の作曲に心血を注ぎ、現に「魔笛」のために死期を早めたことはモーツァルトの伝記を読むものの傷心事(しょうしんじ)であるが、死後百幾十年に、これだけの全曲レコードを有することは、いささかの慰めではあるまいか...
野村胡堂 「楽聖物語」
...幾十とも知れぬ千両箱のうちの一つで...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...この世の中には幾十万とも知れぬ物語が生まれましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...早クモスギル幾十里――」「何だか面白くねえな...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...一時間に幾十百句をものするも善し...
正岡子規 「俳諧大要」
...無益で徒食(としょく)の権利だけのある子どもを幾十人も生ませ...
吉川英治 「大岡越前」
...ぼくは幾十人の宿無き人を泊めたかしれない...
吉川英治 「折々の記」
...幾十か知れない人馬が傷つけられた...
吉川英治 「三国志」
...幾十日の山ごもりに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鹿児島に入るまでは幾十といふトンネルをくぐらなければならなかつたのであつたが...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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