「幾らか」の意味
少しの量
小説での「幾らか」の使い方
...――それはあなたの御記憶の中へ私自身を幾らか近寄せようとするためばかりではなく...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...幾らか機嫌を悪くしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...幾らかは永久になくなるかとも思ひますが...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...私は亭主に耳打ちして幾らかの物を紙に包んでこの不興気な顔をして佇(たたず)んでいる茂十さんに厚く礼を言って別れを告げた後に...
橘外男 「逗子物語」
...夫の貞之助の前でだけは幾らか誇らしげに云ったりした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幾らか楽も出来ると思つてゐると大震災つて言ふ様なことになつてしまひました...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...藁をふらふらにくっつけ、長い毳(けば)のある肩掛をぐるぐる巻きつけ、鍔(つば)のびらびらしている帽子をかぶり、泥だらけの脚をして、その馬車の中から体(からだ)をゆすぶりながら出て来た、乗客のロリー氏は、幾らか、大きな犬のようであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...幾らかしのぎよい境遇におくことができる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...とにかく幾らか安心の出来るだけの解決はしたいものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...数学の発達が切に感ぜられたことを証すべき事実も幾らか伝えられている...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...幾らかの備品を除いて...
山本周五郎 「季節のない街」
...けれども文人雅客とか幾らかひねった趣向を好む人々は...
山本周五郎 「寒橋」
...父に叱られそうで彼も幾らか固くなって答えた...
横光利一 「旅愁」
...幾らか憂鬱なほど静かだったが...
横光利一 「旅愁」
...やはり幾らかは眠っていたと見えて...
横光利一 「旅愁」
...その氣持をもつてやつてゐるといふ作者の文字の裏の決心を幾らかでも察知されて私たちの小説をお讀み下さるならば...
吉川英治 「折々の記」
...賭けておいた幾らかの金を取られ...
吉川英治 「魚紋」
...その有害な結果に対する幾らかの補償を与えるものと考えられるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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