...佐藤の夫婦は幾度も事務所に行って早く広岡を退場させてくれなければ自分たちが退場すると申出た...
有島武郎 「カインの末裔」
...幾等(いくら)叱つても嚇(おど)しても二時間許り家に入らなかつた...
石川啄木 「葬列」
...彼のビスマァクでさへ社會主義の要求の幾分を内政の方面では採用してるからね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...果たして形勢幾許(いくばく)もなくして回復し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...ブラジル……さういふ国々の土地に関したことを書いた書物が幾冊か取集められた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...俺ァ幾括(いくぼ)だ卿(おめえ)は何足(なんぞく)かと競争しての縄綯(なわな)い草履(ぞうり)草鞋(わらじ)作り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...幾遍軍部大臣が交替しようとも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...再婚の話も幾つかあったが...
豊島与志雄 「化生のもの」
...あれから幾度かわたしたちは逢った...
豊島与志雄 「自由人」
...然し一目に幾万巻の古書を眺め渡して同じ本にても板のよきもの悪しきものいろ/\と見較べる便利ありて買手には甚重宝なり...
永井荷風 「古本評判記」
...おつぎには幾分(いくぶん)それが羨(うらや)ましくぼうつとして太鼓(たいこ)に聞(き)き惚(ほ)れて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...「第二十七流刑管区(オルグ)」の幾人かの人間がみずから喰うための...
久生十蘭 「地底獣国」
...教育制度取調べのために幾百人(いくひゃくにん)の官吏は洋行させたけれども家庭教育取調べのために洋行させたものは一人もない...
村井弦斎 「食道楽」
...其(その)前の広場の石畳が反対の側へ幾段かに高まつて居て...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...幾度となく眺めやつたこの山の氣高い姿を忘れることは出來ない...
吉江喬松 「山岳美觀」
...幾日経ってもお帰りがないというお話」「うム……実は...
吉川英治 「江戸三国志」
...西行を初め幾多の人間が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...九百幾十日の間――そなたがここでわしを待っていた間――あの白鷺城の天守閣のうえに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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