...全部私の思想と正反対の性質を帯びるに至った...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それは両方の色を帯びる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...今しがた悦子と一緒に戻って来たお春の報告に依(よ)って一段と確実性を帯びるに至った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...按(あん)ずるに春琴の稽古振りが鞭撻の域(いき)を通り越(こ)して往々意地の悪い折檻(せっかん)に発展し嗜虐(しぎゃく)的色彩(しきさい)をまで帯びるに至ったのは幾分か名人意識も手伝っていたのであろうすなわちそれを世間も許し門弟も覚悟していたのでそうすればするほど名人になったような気がし...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...すべてが温和になり聖なる栄光を帯びる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女は非常に多くの務めを帯びるようにできてるもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのことは芸術的素材ならびに作品が歴史的色彩を帯びるという意味のみではない...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...ちょうど為替機構が世界性を帯びるように...
中井正一 「図書館の未来像」
...稍(やや)特殊的傾向を帯びるだけに複雑であった...
夏目漱石 「それから」
...人道式なる此(この)観念のために本来の「力」といふ考へがつい曲げられて不徳不仁(ふとくふじん)の属性を帯びるやうになつてしまつた...
夏目漱石 「点頭録」
...著しく芸術のための芸術の色彩を帯びる...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...問題全体は異った色を帯びるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...妙に陰気な沈鬱なおもむきを帯びることがある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...生んで生んでさらに生んで生んで「燃焼」は常に白熱を帯びる...
三好十郎 「ゴッホについて」
...しかし時々ふるえを帯びる語調で)欣二...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...それが善悪いずれの色を帯びるかは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...室(へや)の中の物全部が湿気を帯びる事になるのですから...
夢野久作 「暗黒公使」
...それを帯びる者の精神...
吉川英治 「山浦清麿」
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