...青唐草の被帛(おほひ)をかけた圓卓子(まるテーブル)が中央に...
石川啄木 「病院の窓」
...何だって?」「証拠ですよ」と云いながら私は大事にしまってあった手帛(ハンカチ)の包みをとり出しました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...クシャクシャになった手帛(ハンカチ)で拭き拭き...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...更にその國内から幣帛(へいはく)を取つて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...禿げ上った前額に滲み出る汗を無雑作に手帛で拭きとりながら...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...玉は帛(きぬ)を引き裂いてそれをくるんでやった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...15 幣帛の類...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...七巻(ななまき)八巻(やまき)織りかけたる布帛(きぬ)はふつふつと切れて風なきに鉄片と共に舞い上る...
夏目漱石 「薤露行」
...三千代は急に手帛(ハンケチ)を顔(かほ)から離(はな)した...
夏目漱石 「それから」
...母親の礼子は懐から帛紗(ふくさ)包を出して...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「それから私の耳の後ろの紅玉石(ルビー)のような黒子(ほくろ)にも――」「何?」「この古代帛を染め出した小浜の紋付にも...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...『本草綱目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう)』には草の条下に「此茎葉ヲ煎ジ紙帛ヲ染レバ黄色トナル」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...幣帛(みてぐら)を捧げ仕(つか)ふれ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...幣帛という一枚の白紙は...
横光利一 「旅愁」
...「何かしら?」と、何氣なく、開いてみると、帛紗のうちから、琴の爪が、たつた一つ出て來た...
吉川英治 「折々の記」
...手を貸せい!」帛(きぬ)を裂くような悲鳴が流れた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その手に抱えている帛紗(ふくさ)づつみの四寸ばかりの小筥(こばこ)である...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...携(たずさ)えて来た帛紗(ふくさ)づつみを膝に乗せて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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