...雑巾がないじゃないか...
泉鏡花 「薄紅梅」
...」とその手巾が目に障る...
泉鏡花 「婦系図」
...博士は八九年前本郷の洋服屋で拵へたフロツクコートの隠しから手巾(ハンカチ)を引張り出しながら言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...妙(めう)な頭巾(づきん)を被(かぶ)り...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...一体どうしてお亡くなりになりましたのでしょうか?」凝乎(じっ)と手巾で顔を抑えていた老エフィゲニウスが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その間に父上は戸棚から三宝(さんぼう)をいくつも取下ろして一々布巾(ふきん)で清めておられる...
寺田寅彦 「祭」
...庄吉は、巾着切として、すぐ、奉行所の手段の、常套的なものが、頭へ響いた...
直木三十五 「南国太平記」
...茄子の巾著なり、糸瓜のぬうつとした恰好、つぶつぶしてにくらしい黄瓜など...
中勘助 「銀の匙」
...その上から三角巾でぎりぎりと締めつけた...
永井隆 「長崎の鐘」
...お高祖頭巾の女の面(かお)つきはわからないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭巾(ずきん)をかぶって...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうかするとまあそんな事を致すんでございますから」お婆さんはかういつて「あのお立て換へがあります相ですが」と帯の間から巾着を出さうとする...
長塚節 「隣室の客」
...千束守の手巾(はんけち)らしいものが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...髪も櫛巻(くしま)きにして巾(きれ)も掛けずにいる...
広津柳浪 「今戸心中」
...「じゃ雑巾持って来るから...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...」手巾を開き、乳の瓶を取り出した...
室生犀星 「童子」
...車上の綸巾鶴(りんきんかくしょう)の人も...
吉川英治 「三国志」
...女中が布巾(ふきん)やブラシを入れて置く暗い穴の縁を...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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