...官軍已に勝(か)つと雖...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...……噫已んぬる哉...
石川啄木 「葬列」
...皇軍(こうぐん)の一角が崩れようとするので已(や)むを得ず...
海野十三 「爬虫館事件」
...既(すで)に已(すで)に澤山(たくさん)横穴(よこあな)が開發(かいはつ)されてあるのだが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...ことごとく衰亡し去るの已(や)む無きに至ったではないか...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...商已(ヤメテ)レ烟ヲ曰鄙人書賈也能識ル二刊行之趣ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...星を見るも未だ已まず...
太宰治 「右大臣実朝」
...已下御拝賀料の調度等...
太宰治 「右大臣実朝」
...此の如きの輩もと学術の何たるを知らざるもの須(すべから)くその面に唾すべしといへどもまた勢の已(や)むべからざるなきに非ず...
津田左右吉 「史論の流行」
...少くとも已に空間概念を理解しているのでなければならない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...弁証法的範疇の使用を已むなくする...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...其の體式已に古ならず...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...途中で返事を已めてしまう事がある...
夏目漱石 「それから」
...自覚罪根能已滅...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...已(すで)に少女の我すみれうりに似たるに驚きしが...
森鴎外 「うたかたの記」
...二人(ににん)共に已(すで)に世を去った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...今日』『次』『――已むを得ざる事の候故...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...私達はその中で、一等堂々として見える新九番館(ニュウ・ナンバア・ナイン)を的にして行ったのだったが、玄関も窓も、すっかり暗くなっていたので、已を得ず、その裏側にある東京ホテルの玄関を敲いた...
渡辺温 「ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった」
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