...その黒目が右に左にキョロキョロと動いた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...左(さ)に一目で分る表にして掲げて置く...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...また曽呂利新左衛門が築造したといふ舞鶴園がある...
種田山頭火 「行乞記」
...左傳のみならず、禮記の中にそのことが澤山あることを先づ書いて居りまして、「禮記は禮の變化に於て皆始と曰ふ」といふことを書きまして、さうしてその次にずつとその例を擧げて居ります...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...その辺に漁夫の舟があろう」「はい」と、答えて、二三人が、左右へ、走ったが、それよりも早くに、後の方にいた七八人の人々が、もう走って行っていたし――走りながら「船頭、舟を貸せっ」と、叫んだり「おーい、船頭、その舟を捕えろ」と、絶叫したりしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...左の手に椅子の肩を抑(おさ)えたまま...
夏目漱石 「虞美人草」
...右へ行っても、左りへ行っても、鼻の先にあるばかりで、遠くもならなければ、近くもならない」「上(のぼ)りたてから鼻の先にあるぜ」「そうさな...
夏目漱石 「二百十日」
...若い時分から左右に分けられた例(ためし)がなかった...
夏目漱石 「道草」
...左に抄して見よう...
正岡容 「浅草燈籠」
...左様なら」といいながら気忙しく立上った...
松本泰 「日蔭の街」
...左のひとは今何という名か一寸思い出せない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...左手で二人の肩の辺をこずく...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...途中で父の組下の烏山(からすやま)勘左衛門に出遇ッた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...そこにあった黒麺麭(パン)を左手に掴み...
夢野久作 「暗黒公使」
...「味方か?」「失火か?」と思っていたのが、呉軍だったので、魏帝と左右の諸大将は狼狽(ろうばい)をきわめ、みるまに討たれては屍の山をなす味方をすてて、辛くも龍艦に逃げもどり、淮河の上流へ十里ほど漕ぎつづけると、たちまち、左岸右岸、前方の湖も、一瞬に火の海となった...
吉川英治 「三国志」
...帝は沖のお船で吉左右(きっそう)をお待ちとある...
吉川英治 「私本太平記」
...左馬介様...
吉川英治 「新書太閤記」
...直美の左手の中指が斬りとられてあることが特記された...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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