...もう筋も抜け、骨崩れて、裳(もすそ)はこぼれて手水鉢、砂地に足を蹈(ふ)み乱して、夫人は橋に廊下へ倒れる...
泉鏡花 「悪獣篇」
...看板法被(かんばんはっぴ)に篆書崩(てんしょくず)しの齊の字の付いたお抱(かか)え然たる俥(くるま)を乗廻(のりまわ)し...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...石の壁が崩れていたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...岸という限界さえ崩(くず)れてしまった水溜(みずたま)りのような古池の中へ...
永井荷風 「すみだ川」
...どっと笑い崩るる音というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...到底眼を開けて居る事に堪えられず其の儘崩折れる様に席の上に居眠って居たのであります...
西尾正 「陳情書」
...「アレ――」と崩折れるのを抱き込むように...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「金之丞は能役者(のうやくしや)崩れで身が輕いから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弟はその爲に身を持崩して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...化粧崩れを直す由(よし)もありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...崩れ落ちた壁間(かべま)をのぞくと...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...どちらか一方が粉々に崩れるまで...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...女と見ると相好を崩すのであつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...崩御後の御仏事なども多くの御遺子たちの中で源氏は目だって誠意のある弔い方をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世帯崩(しょたいくず)れのような...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...身をもち崩して一家ちりぢり...
山本周五郎 「半之助祝言」
...蜀軍の崩壊になる...
吉川英治 「三国志」
...山崩(くず)しの土工(どこう)なのである...
吉川英治 「神州天馬侠」
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