...所謂映画芸術というカテゴリーからも峻別され得るということが明らかである...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...日常経験的な世界の観念(それがやがて世界観となるのだが)から峻別する動機にもなっているので...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...憐愍(れんびん)から発した峻厳(しゅんげん)の毀損(きそん)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此の峻嶺を擁して作並の温泉宿があるのである...
長塚節 「旅の日記」
...いきなり前部が持ち上って急峻な坂道を登り出す...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...平均高度九千尺から一万尺に及ぶ高峻たる内陸氷原なので...
久生十蘭 「南極記」
...アポリオンの攻撃から彼の巡禮者を護送するやうに見張つてゐる戰士「偉大なる心」の峻嚴さである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...相手の欠点を少しも仮借しない先生の峻厳な性格は...
武者金吉 「地震なまず」
...峻烈手段には汗(かん)吐(と)下(げ)の三法があるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...法外な英雄崇拝の思想もまた自我の退嬰萎縮(たいえいいしゅく)として峻拒(しゅんきょ)されねばならないことだと思います...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...それからの指揮は峻烈(しゅんれつ)そのものだった...
吉川英治 「私本太平記」
...甲斐(かい)の連山(れんざん)や秩父(ちちぶ)の峻峰(しゅんぽう)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...峻烈(しゅんれつ)無情にも似る厳科(げんか)の断刀もまた下さねばなるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬たちよ淋しむ勿れ峻厳(しゅんげん)な父基経に似あわず...
吉川英治 「平の将門」
...ハッピーバレーの嶮峻(けんしゅん)にかかった満月が年少の同志の死面を照りつけた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...殺人犯の名の下(もと)に検事の峻酷(しゅんこく)な取調べを受けつつあるジルベールの母親であったのだ!ルパンはなおつづけた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...急峻な山の斜面である...
和辻哲郎 「樹の根」
...命からがら峻険な山にのぼらざるを得なかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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