...白峯(はくほう)等の諸家の句にも恩を受けたることを記(しる)しおかん...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...吐月峯(はいふき)に莨の吸殻を突込む...
石川啄木 「鳥影」
...月はすでに西高峯(せいこうほう)の方面に隠れ去った...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...アカの他人でいまどきこんなおせっかいをする奴はないんだから……峯吉と云ったな? この採炭場(キリハ)の坑夫は」事務員が頷くと...
大阪圭吉 「坑鬼」
...一峯の數峯になりて時雨れけり落葉して武藏野遠し水明り飛ぶ鳥を追ひこす山の落葉かな伯勞鳴くや石の地藏の首が無きよかれ...
大町桂月 「國府臺」
...二つ峯の山のそばを通り過ぎる時に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...湯元迄行つた頃にはもう日が峯の彼方にかくれて...
寺田寅彦 「伊香保」
... 75ウーリュンポスの連峯の上に華麗の宮殿を營むところ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくてプラトンの弁証法はかの主観的弁証法に属する峻峯でなくてはならない...
戸坂潤 「辞典」
...ことに、金峯の山が、お銀様の嗜好に適するというのではなく、この地点に座を構ゆれば、おのずから、視線がそこに向くのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...北は透たる群峯の迫りて...
長塚節 「草津行」
...静かに峯の方へと流れてゆく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...二の高山が五峯も集まっている削峻たる地形である...
久生十蘭 「新西遊記」
...吻ツと白々しい峯の頂きに休んだ...
牧野信一 「毒気」
...逢蓬峯は「ほう」にして降絳は「こう」なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...この早池峯(はやいけみね)と書いてある山ですね...
水野葉舟 「月見草」
...峯子は今は地方に転勤している兄の手を通して正二が勤めていた製粉会社関係の仕事を...
「今朝の雪」
...わが登る天城の山のうしろなる富士の高きはあふぎ見飽かぬ山川に湧ける霞の昇りなづみ敷きたなびけば富士は晴れたりまがなしき春のかすみに富士が嶺の峯なる雪はいよよ輝く富士が嶺の裾野に立てる低山の愛鷹山はかすみこもらふ愛鷹の裾曲(すそみ)の濱のはるけきに寄る浪白し天城嶺ゆ見れば伊豆の國と駿河の國のあひにある入江の眞なか漕げる舟見ゆ野や濱や山の上から見た富士山のみを書いて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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