「屹」の意味
山が高くそびえる様子
小説での「屹」の使い方
...さうすれば屹度癒(なほ)るわ...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...屹度痛くなつて來る...
石川啄木 「札幌」
...吉野は礑(はた)と足を留めて、屹と脣を噛んだ...
石川啄木 「鳥影」
...森林のなかに屹立(きつりつ)して...
海野十三 「少年探偵長」
...私のお島に対する感情には屹度不純なものが交ったに相違ないと思ったのである...
豊島与志雄 「運命のままに」
...」「ええ屹度します...
豊島与志雄 「同胞」
...彼は屹度薄暗がりの中にじっとこちらを透し見ていた...
豊島与志雄 「微笑」
...屹度骨の節々がくるくると太いに違いありませんし...
豊島与志雄 「林檎」
...屹度よく出来るに違いありませんよ...
豊島与志雄 「林檎」
...これは屹度茲が先生の住所であると知つた...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...トーキーのフィルムは立派に歌や言葉の器械的な記録を果しているではないか」「――――」「メカニズムが音楽界を支配する時代は屹度(きっと)来る...
野村胡堂 「音波の殺人」
...一日に一度は屹度『隱れん坊』を始めるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日位ひ熱心に練習すれば屹度大丈夫だ...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...酒を飲まうと云ふと屹度始めは断る...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...屹度清々としてしまふわよ...
牧野信一 「痴日」
...これは屹度神様がお前の罪を試さうと思召しておつかはせになつたものに違ひないから...
牧野信一 「フアウスト」
...以前にはない屹(きっ)としたものがある...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そして、屹(きっ)と、立ち上がって、「こん中(なか)に、何と書いてあるんだい、おじさん」「今、おばばへ話したような意味だ」「見てもいいかい」「封を切ってはならん」「でも、もしか先生に無礼なことでも書いてある手紙なら、おいらは、持って行かないぜ」「安心せい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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