...浜伝(はまづた)いにS村へ出る途(みち)は高い砂山の裾(すそ)をまわり...
芥川龍之介 「海のほとり」
...最後に黒姫山の裾野で見た武家若衆...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...なほ水澤山の裾野をめぐりて七八町行けば...
大町桂月 「冬の榛名山」
...だんだん遠ざかって行く国境の連山の裾(すそ)にこの不思議な思い出の町を眺めていると...
橘外男 「生不動」
...此の上流(かわかみ)の山の裾から来た者でございます」「それは気のどく...
田中貢太郎 「魔王物語」
...八月末頃になると駒ヶ岳神山の裾から笛塚山...
近松秋江 「箱根の山々」
...そっと裏山の裾(すそ)を伝って行かなければならなかった...
徳田秋声 「足迹」
...このごろ披露の手拭をつけられた山の裾の新らしい貸席へ飯を食べに行った...
徳田秋声 「挿話」
...大きな山の裾野を思わせるような腹部が...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...山の裾に堰(せ)き留められて...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを山の裾越しに北へ行くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の秩父山脈の余波の山脚が没入している山の裾(すそ)よりも原野が高くなっているところを見ると...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...四 鐘釣温泉――その一猫又谷から鐘釣山の裾を廻れば...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...さうして山の裾の右側で...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...築山の裾から植込の中を抜けると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...二人の後ろ姿が池を渉り終つて築山の裾にかゝつた時...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...ちょうど姪浜(ここ)から程近い道傍(みちばた)の海岸側に在る山の裾に石切場が御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すでに陽穀県(ようこくけん)の一山の裾にさしかかっている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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