...屡如何にしても健全とは呼び得ない異常性(アブノオマリティ)が富んでいる...
芥川龍之介 「江口渙氏の事」
...屡(しばしば)予想を逞(たくまし)くした通り...
芥川龍之介 「枯野抄」
...我々は屡々人力車夫の負担を軽くする為下りて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私は屡々このような葬列を往来で見て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...夜半の夢屡(しば/\)駭きて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...彼のエスキモを見よ屋外に出(い)づるには温き衣服(いふく)を纒(まと)へども屋内に入れば男女の別(べつ)無く屡ば裸体となるに非(あら)ずや...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...一方に於ては又屡々衆議院の行爲を非難したりき前伊藤内閣の第四議會と衝突するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯は曾て自由党の為めに屡々政権分配を要求せられて屡々手を焼きたるの人なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...Iラジオの演芸のために、晩酌の習慣がついたとか、或は晩酌の銚子が一本殖えたとかいう話を、屡々聞く...
豊島与志雄 「風俗時評」
...屡々悪夢にうなされるというのだった...
豊島与志雄 「古井戸」
...生前屡私に向つても...
長塚節 「知己の第一人」
...屡々(しばしば)欧文に見る同一例である...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...――屡々私は忠実な税官吏の手数を煩はせて恐縮を繰り反してゐる境涯であつた...
牧野信一 「疑惑の城」
...」われわれはじかに生き物に親しんでいる間、われわれと心が其処に常住していることを疑わないために、屡々、その生き物に高度の愛情が蟠(わだかま)っていることに今さらに驚くことがあった...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...」榛軒は屡問うたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るに顏囘は屡糧食缺乏し...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それでも電話帳や紳士録に乗っている名前では何だかインテリやブルジョアじみているような気がして満足出来ない場合が屡々(しばしば)ある...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...屡(しば/\)テエムス河の岸と倫敦橋(ロンドンけう)の上とを散歩して英仏両国民の性情の相異(ことな)る特色を此処(ここ)に読む気がした...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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