...人の居ない百疊敷などがあるから...
泉鏡花 「遺稿」
...此の部隊に新聞は入って居ない筈であった...
梅崎春生 「桜島」
...タクマ少年と二人きり、運転手は居ない...
海野十三 「海底都市」
...この村では子供は余り居ないと見えるね...
薄田泣菫 「茶話」
...君にはまだ僕の性質がほんとうに分って居ないのだろう...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...此の山懷の一隅には非常時の嵐が未だ屆いて居ないのか...
寺田寅彦 「伊香保」
...ここには居ないというのである...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...「あの法印は二三丁先の自分の家へ帰って泊りますよ」「夜は誰も居ないのか」「こんな気味の悪いところに誰が居るものですか」「それで解ってきた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...井戸の中へ抛(はふ)り込むやうな非道な人間は居ないだらう」「一應さうお思ひになるのも尤もですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐吉と新六に好感を持つて居ないのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――内儀の床は箪笥の前から三尺も離れて居ない」「へエ?」「その箪笥の下の引出しを五六寸拔き出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それとも母の居ない麹町の子供達か...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...亭主は居るか居ないか分らんような人で...
二葉亭四迷 「平凡」
...居ないだらう……」「夏になると...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...そのお隣りの誰も居ないお部屋なのです...
三浦環 「お蝶夫人」
...僅かしか入って居ない金入れのちょろまかしとは...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...誰も居ない男湯の板の間を見まわしながらキョロキョロしていたが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...その犬が自宅(うち)に居ないと歌夫さんに来てもらえないと云って瘠(や)せる程苦労しているんだぞ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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