「尻端折」の意味
話を短くすること
「尻端折」の例文(場面別)
- ビジネス会議で長々と説明していた同僚に『尻端折って要点だけ話してくれ』と伝えた。
- 日常会話母の長電話に『尻端折って用件だけ言ってよ』とからかった。
- 小説・創作「尻端折って話せ」刑事が犯人を詰め寄るシーンで使用。
小説での「尻端折」の使い方
...心小さき人々の如く尻端折(しりはしを)りて下駄を脱ぎ...
石川啄木 「閑天地」
...日和下駄で尻端折(しりはしょ)り...
泉鏡花 「婦系図」
...次にどてらを尻端折して毛臑丸出しの短慶坊が...
太宰治 「新釈諸国噺」
...」と吉郎兵衛は尻端折(しりばしょ)りして薄暗闇の地べたを這(は)い一歩金やらこまがねやらを拾い集めて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一歩あやまれば転(ころ)がって尻端折(しりはしょり)にしている単衣(ひとえもの)を赭土(あかつち)だらけにするか...
田中貢太郎 「馬の顔」
...敬君が跣足で尻端折で畠の草を取る...
種田山頭火 「行乞記」
...その木版の絵がやはり蝙蝠傘(こうもりがさ)をさして尻端折(しりはしお)った薬売りの「ホンケ」の姿を写したものであった...
寺田寅彦 「物売りの声」
...縞(しま)の羽織に尻端折(しりはしょ)りをして...
徳田秋声 「足迹」
...尻端折(しりっぱしょ)りで風呂(ふろ)へ水を汲(く)みこみもした...
徳田秋声 「仮装人物」
...平島羽二重の熨斗目(のしめ)に、精巧織の袴をつけている人もあったし、木綿の絣を着流しに、跣足の尻端折で、ぴたぴた歩いて来た人もあった...
直木三十五 「南国太平記」
...つゞいて尻端折(しりはしをり)の股引(もゝひき)にゴム靴をはいた請負師(うけおひし)らしい男の通(とほ)つた後(あと)...
永井荷風 「すみだ川」
...いつでも鞋(わらじ)に脚半掛(きゃはんが)け尻端折(しりはしおり)という出立(いでたち)で...
永井荷風 「伝通院」
...」鳥打帽(とりうちぼう)に双子縞(ふたこじま)の尻端折(しりはしおり)...
永井荷風 「深川の唄」
...尻端折(しりはしょり)で夜逃をした自分くらいと思っていた...
夏目漱石 「坑夫」
...いきなり長い顔なんか出しゃがって」銭形平次は大尻端折(おおしりばしょ)りの植木の世話を焼く恰好(かっこう)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尻端折(しりっぱしょり)のから脛(ずね)に草鞋(わらじ)ばきで...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...尻端折(しりはしょり)をしている...
吉川英治 「無宿人国記」
...尻端折で歩くといふ事が不思議に私の心を靜かにしてくれた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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