...その教唆者と見なされて重懲役二十年の刑を受けて現に祖國亡命中の翁が驚くのも尤もな次第だ...
石川三四郎 「浪」
...一応尤もな議論である...
石川啄木 「弓町より」
...その心に絶望を抱くやうになるのも尤もなことだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...尤もなる次第なり...
大町桂月 「沖の小島」
...1523.彼の言ひ分にも何處か尤もな點があるにちがひない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...尤もなことのやうであるが...
相馬御風 「遊びの藝術」
...誠に尤もな次第と思われる...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...色々と尤もな形のナンセンスとなって現われるだろう...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...庄吉としては尤もな考えじゃが...
直木三十五 「南国太平記」
...「もう、腐っているかな」「暖かいから、判らんぞ」「然し――老公も、御立腹は、尤もながら、別に、死体を掘り出して、又、獄門にしなくても、よかりそうなものではないか」「余程、御立腹と見えるのう」「お為派も、悪いには、悪いが――然し、このことが、江戸へ聞えたなら、老公は、いよいよ隠居だのう」「それは、決まっているらしいが――もし、斉彬公の世になったなら、この仕返しが、きっと、来るであろう」人夫は、時々泥まみれの手で、汗を拭いては、土を掻き分けて行った...
直木三十五 「南国太平記」
...逃出した吉三郎は薄情だ」「成るほどね」「尤もなまじつか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘のお夏と一日も早く一緒にしてくれ――と申すのぢや」「尤もなことで」「その孫八の紙入が今朝庭に落ちてゐたと言ふ者があるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御尤もなお言葉...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諦めて頂くものなら諦めて頂くようにしなきゃなりません」「尤もなことで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君の親父は何か感違ひして、やがて俺の嫁にでもするのか、それでは境遇が違ひ過ぎるからなんて恐縮してゐるんだが、尤もな話だよ、冗談ぢやない、親父こそ自惚れだ、誰が八重となんか――...
牧野信一 「南風譜」
...これから先の御相談は」尤もな不安であった...
吉川英治 「私本太平記」
...それも尤もな気がするのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...」(Prescott. op. cit. p. 430.)これはいかにも尤もな提案であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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