...少くともかう云ふ西洋かぶれの幣(へい)は受けてゐない作品である...
芥川龍之介 「西洋画のやうな日本画」
...しかし少くとも僕一人は可否を論じてゐる余裕さへない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...唯若し大將の自殺に少くとも殉死の一面があるならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...少くともそれは、私共の解する限りに於ての、釈尊自身の中道、又は八正道と呼ばれたところのもの等に較べて、かなり苦行的な色調を帯びたものと見らるべきであらう...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...少くともいい俳句ではありません...
高浜虚子 「俳句への道」
...少くとも、再び日記を始めることにするかどうかは、今のところ未定であると云ってよい...
谷崎潤一郎 「鍵」
...社会哲学 【英】social philosophy【独】Sozialphilosophie【仏】philosophie sociale【意義及び歴史】 この言葉は少くともトーマス・ホッブズ T. Hobbes(1588-1679)にまで遡る...
戸坂潤 「辞典」
...之に反して後の場合であるならばこのことは少くとも同じ意味に於ては成り立たない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...少くとも生物学にとっては...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...Gesichtsraum とも云うように少くとも視覚は空間の意識を成り立たせている...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...少くとも子供たちにはお伽噺の代りになろう...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...少くとも幾代が自ら出かけて行った以上は...
豊島与志雄 「子を奪う」
...この線の少くとも一端にでも触れた人々の在り方や生き方は...
豊島与志雄 「小説集「白蛾」後記」
...少くとも純粋です...
豊島与志雄 「未亡人」
...着くまでにはまだ少くともあと三十分はかかるだらう...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...少くとも御旗本御家人に取立てられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少くとも当人の前ではそれに関する話は遠慮しなければならない...
牧野信一 「秋晴れの日」
...穀価が少くとも奨励金に等しい額だけ下落しない限り...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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