...檸檬(リモネ)の實の皮などを懸けたる小車に乘り遷(うつ)りぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...畠をうなふ前に私はブルエツト(小車)で何十回といふ程...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...さすがに春風の小車(をぐるま)道を忘れず廻り来て...
石川啄木 「渋民村より」
...話をして見ると、商品、竈、製造道具、配達小車、職人、小僧、女中、といっさいを居抜きのまま金七百円で譲ろうという...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...蓮に誰小舟漕来るけふも又 如菊小車の花立伸て秋曇 東壺夏の月平陽(へいよう)の妓の水衣(みずごろも)召波谷紅葉夕日をわたる寺の犬 烏西等がその例であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...角兵衛獅子(かくべいじし)の身(み)の辛(つら)さ輪廻(りんね)はめぐる小車(おぐるま)の蜻蛉(とんぼ)がへりの日(ひ)も暮(く)れて旅籠(やど)をとるにも銭(ぜに)はなし逢(あひ)の土山(つちやま)雨(あめ)が降(ふ)る...
竹久夢二 「桜さく島」
...世の中は不昧因果の小車やよしあし共に廻りはてぬると...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...何処ともなく微妙な鈴の響が聞えて一匹の駝鳥が花束を飾った妍麗な小車を曳いて走って来ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...平地は小車(こぐるま)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例の二間梯子を小車のように振り廻して...
中里介山 「大菩薩峠」
......
槇村浩 「英雄ナポレオン」
...くるめく 井戸の小車天をうつす 底ひの 水滾々(こんこん)と湧き満ち ささやかになりわれを待つ...
宮本百合子 「五月の空」
...私が車軸が曲って減った小車にならないようにすること...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...春水遺稿の詩引に所謂(いはゆる)「製小車逍遙」も暫しの間の事で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小車(おぐるま)のつづくの...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
......
横瀬夜雨 「花守」
...コレハ小車トハ曰フ...
吉川英治 「上杉謙信」
...上の綱を走る小車の力に引かれて...
吉川英治 「江戸三国志」
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