...宇宙の中で一つ一つの小天地をつくっている...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...天地よりもさらに霊妙な小天地が浮び上ったのです...
芥川龍之介 「秋山図」
...若し此小天地の中に自分の話相手になる人を求むれば...
石川啄木 「雲は天才である」
...周廻百里位の小天地にいたからといって...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...雜誌『小天地』の編輯をやつてゐました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...雜誌『小天地』の廢刊と同時に京都に移り...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...しつかりとこの小天地の別箇の生活のうちに繋いでゐなければならぬ...
薄田泣菫 「独楽園」
...そしてその小天地を悠々逍遙する...
種田山頭火 「行乞記」
...然し大なる世の中はかゝる小天地に寐ころんで居る樣では到底動かせない...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...自分に許された小天地のうちでは飽(あ)くまで放恣(ほうし)なくせに...
夏目漱石 「明暗」
...この多事なる世界は日となく夜となく回転しつつ波瀾(はらん)を生じつつある間に我輩のすむ小天地にも小回転と小波瀾があって我下宿の主人公はその尨大(ぼうだい)なる身体を賭(と)してかの小冠者差配と雌雄(しゆう)を決せんとしつつある...
夏目漱石 「倫敦消息」
...日本封建制の最下部を支える農奴主の小天地――領主が幾人変ろうと...
服部之総 「加波山」
...京都の小天地にのみ跼蹐して滿足し得た時代は既に過ぎ去つたのである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...素(もと)より世間見ずの小天地に棲息(せいそく)しては...
福田英子 「妾の半生涯」
...個想に小天地の義あり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...小天地想を美の極意とする立脚點より見て...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...活平等相の小天地を理具と看做し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...一土塊(どかい)の小天地があるのみだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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