...家のおやじに話して小作米の残り三俵をまけてやった...
伊藤左千夫 「姪子」
...小作米として取ったその俵装には...
犬田卯 「沼畔小話集」
...小作米の揚つたのを汽車で送らせて...
薄田泣菫 「茶話」
...寺の庫裡(くり)の入り口の広場にも小作米(こさくまい)がだんだん持ち込まれる...
田山花袋 「田舎教師」
...僕に連れられ小作米取立の検分に出かけ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小作米(とくまい)とりの...
徳永直 「戦争雑記」
...それでも小作米(こさくまい)のことは其(そ)の念頭(ねんとう)から沒(ぼつ)し去(さ)ることはなかつた...
長塚節 「土」
...勘次(かんじ)はお品(しな)の葬式(さうしき)が濟(す)むと直(すぐ)に新(あたら)しい俵(たはら)へ入(い)れた小作米(こさくまい)を地主(ぢぬし)へ運(はこ)んで行(ゆ)かねば成(な)らぬとそれが心(こゝろ)を苦(くる)しめて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...然(しか)し他(た)に方法(はうはふ)もないので彼(かれ)は地主(ぢぬし)へ哀訴(あいそ)して小作米(こさくまい)の半分(はんぶん)を次(つぎ)の秋(あき)まで貸(か)して貰(もら)つた...
長塚節 「土」
...お品(しな)が死(し)んだ時(とき)理由(わけ)をいうて借(か)りた小作米(こさくまい)の滯(とゞこほ)りもまだ一粒(つぶ)も返(かへ)してない...
長塚節 「土」
...彼(かれ)はまだお品(しな)が死(し)んだ年(とし)の小作米(こさくまい)の滯(とゞこほ)りも拂(はら)つてはないし...
長塚節 「土」
...小作米になる青田に向っていた...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...小作米が蔵(くら)に運ばれて...
平出修 「夜烏」
...地面を所有して地代小作米(こさくまい)を取立つるは...
福沢諭吉 「学者安心論」
...その小作米を僕等が搗いた時に俵数が少なく間違つてゐたといふ事件から...
牧野信一 「沼辺より」
...小作米の相当に入つてゐた...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...時々小作米とか小遣の帳面を枕元の一燭(しょく)の電燈で調べる位のことで...
夢野久作 「巡査辞職」
...節祝い及び小作米を集める時にだけ一定の家へ雇われて働くものを忙月(マンユエ)と言うのである)あまり忙しいというので...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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