...もう鬼灯(ほおづき)ほどの小ささに点々と赤く動いていました...
芥川龍之介 「開化の良人」
...しかしその犬小屋の前には米粒(こめつぶ)ほどの小ささに...
芥川龍之介 「白」
...御者の少年の小ささに比べて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...あらかたはアズキぐらいの小ささで...
高見順 「いやな感じ」
...例えば幹部の政治的抱負の小ささや人間的自信の低さや...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...それは外から見ると百姓家くらいの小ささだったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...直径百分の一ミリないし百分の五ミリ程度の小ささの水滴の場合が多い...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...その握(にぎ)り拳(こぶし)の小ささと...
夏目漱石 「門」
...無辺際(むへんさい)に大きな世界がそこに凝縮(ぎょうしゅく)されている小ささであった...
新美南吉 「花をうめる」
...とはいってもお父さんの側にも――少なくとも私にはそう思われるのですが――ある種の気持の小ささというものがありましたね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...金五郎は、自分の小ささを、あらためて痛感した...
火野葦平 「花と龍」
...少し位知識を持ったとてこれを宇宙の奥深いに比ぶればとても問題にならぬ程の小ささであるから...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...私は、こうした兄の悲劇を思うとき、「私の家は日本一小さい家だ」ということを、しばしば人に説いてみようとするが、じつは、この家の小ささ、という運命から、私の民俗学への志も源を発したといってよいのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...まして人間の小ささ――一個の自己のごときは――と劉備は...
吉川英治 「三国志」
...さしもの英傑豪雄の徒も人間の小ささを...
吉川英治 「三国志」
...貧者だと」「眼に見える物の富の小ささを...
吉川英治 「親鸞」
...現在の小ささを悟れば悟るほど努力の熱は高まって来ます...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
...その頬の円さ、口の小ささ、唇の厚さ、相接近した眉の濃さ、そうして媚(こび)のある眼、――誇大して言えば少し感性的にすぎる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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